靴・歩き方の問題

どんな症状?

女性にとって、靴は永遠の悩みです。

スニーカーならともかく、ヒール靴になるとどこの靴屋さんで買っても靴が合わない。
どんなサイズの靴を買っても足に合わない。シューフィッターに選んでもらってもダメ。
買った靴が満足に履けるのは、10回に1回くらい。

靴が合わない、とお悩みの方、いらっしゃいますよね。
中には「オーダー靴を作ったのにそれでも駄目だった」という方も。。。

歩き方については、

人から歩き方が変、とよく言われる。
歩くと音がうるさい、泥がはねやすい。
ヒールの片減りがひどい、靴が痛みやすい。
そして、歩くたびに足や膝が痛かったり、腰が重くなったり。。。

そんなお悩みをお持ちの方は多いはずです。


靴・歩き方の問題の原因は? 

靴が合わない理由というのは実は非常に複雑なのですが、ポイントとなることを申し上げます。

・靴屋さんの問題として、サイズの品揃えが不足していること
・買う人が、ご自分の足の大きさの実寸を知らない(足長・足囲)
・買う人の足にトラブルがある(偏平足、開張足、外反母趾など)
・足と靴のフィッティングの調整を行わずに靴を履くこと
・構造的に問題がありサイズ的に合っていても足に悪い靴が多いこと

そもそも人間の足に靴を履かせること自体が不自然なことなのですから、既製品の靴を買って
何の調整もせずそのまま履いても、合うはずがありません。
また、毎日履く靴が悪ければ、足も当然悪くなります。
そして、足に問題があればあるほど、靴も合いにくくなるので問題が複雑になるのです。

歩き方についても、「履く靴が悪い、合っていない」「足にも問題を抱えている」ということであれば、
歩き方がおかしくなるのも当然と言えるでしょう。
テニスプレーヤーが、打ちにくい変なラケットを使っていて手にも故障を抱えていたとしたら、きっと
フォームもおかしくなるでしょう。変な フォームのままプレーを続けたら、さらに腕や肩、肘、腰まで
痛めてしまうことでしょう。

このように靴と歩き方の悩みは、けっして放置できない重要な問題なのです。


自然療法フットケアによるケア法は? 

自然療法フットケアによる具体的ケア法としては、

・足の大きさ(長さと幅)を実測し、靴の選び方を正しく理解する
・靴の中で足が前すべりりしないように足囲部分のフィッティングを調整
・足のトラブルを生む構造の悪い靴を見つけ、日常歩行から排除する
・低下したアーチをインソールやテーピングで人工的にサポートする
・クッションの悪い靴に衝撃吸収材を入れて足裏の負担の重い部分を保護
・歩き方の歪みを矯正し、正しいウォーキングフォームを習得する
・足の筋肉のコリを取り動きを良くすることで歩き方を直しやすくする

以上の対策ケアを施すことで、靴と歩き方の悩みは確実に解決できます。
けっして高価な靴やオーダー靴が必要、ということではありません。

靴と歩き方の問題を解決することは、
むくみ、外反母趾、タコ・魚の目、膝痛・腰痛、O脚・X脚、巻き爪など足のトラブルの解決にも
そのまま役立ちますので、巻き爪を直すこと以上に大きなメリットが得られることになります。


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巻き爪

どんな症状?

巻き爪とは、本来ならまっすぐ伸びる足の親指(母趾)の爪が、まっすぐ伸びずに横方向へ”巻いて”
成長してしまう症状を言います。
母趾の爪周辺の肉に食い込んで痛みが発生したり、患部が炎症を起こしたりして靴を履いて歩くと
痛むなどの症状が出ます。

巻き爪を根本的に直すにはかなりの時間と忍耐が必要とされますが、痛みや炎症があれば毎日の
歩行の質の低下にもなりますので、根気よく対処して根治をはかりましょう。


巻き爪になる原因は? 

母趾の爪がまっすぐ伸びることが阻害されていることが、根本的な原因です。
そうなる原因として考えられるのは、

・靴に捨て寸(つま先の余裕)が確保されていない
・靴の中で足が前すべりりし、靴と母趾の爪が当たっている
・先のとがった靴、ハイヒールによって母趾が圧迫されている
・横アーチの低下(開張足)により母趾と靴の先が当たりやすい
・歩き方が母趾側に傾いているため歩行時に母趾が圧迫されやすい

といった、毎日の生活における足・靴・歩行の問題点です。

そのほか、歩行時に母趾に力が入っていない、爪の切り方が悪いこと(深爪)も
巻き爪となる要因とされています。


自然療法フットケアによるケア法は? 

まず、患部が炎症を起こしている場合は 病院の皮膚科などで、
炎症を抑える処置を受けていただきます(抗生物質の投与、患部への塗り薬など)。

その上で、自然療法フットケアによる対策ケアに入ります。
具体的には、

・先の細い靴、捨て寸不足の靴を日常歩行から排除
・足と靴のフィッティング改善により前すべりを防止
・ヒールを低くし、前足部への重力負担を軽減する
・3点アーチをインソールで人工的にサポート
・歩行矯正パッドと歩行レッスンで歩き方の歪みを修正
・横アーチテーピングで趾を使いやすくし歩行時に趾を意識
・爪の切り方を横に直線的に切り、深爪をしないようにする

これらの対策を徹底して行い、しばらく様子を見ます。
母趾の爪に前方向からかかっていた圧力が軽減し、母趾の爪が真直ぐ伸びようとするのを
妨げないようにすれば、自然に爪は巻かなくなっていきます。

徹底して圧力を取り除いてあげないと簡単には 回復しませんが、根気続ければこの方法で
きれいな爪を回復させることができます。期間の目安としては、4~8ヶ月程度です。
直った後も、爪への圧迫を防ぐようにしていれば再発の心配はありません。

病院や一部のサロンでは、ワイヤーや形状記憶シートを使った治療が行われていますが、
やはり時間は相当かかるようです。対症療法であるため、再発も覚悟しなくてはいけません。

せっかく時間をかけて直すのであれば、患部のみをターゲットにした対症療法ではもったいないと
思います。毎日の生活における「足・靴・歩行」の状態がトータルに改善される自然療法フットケアを
行う方が、得られるメリットが断然大きいからです。

痛みが耐えられない場合や炎症がひどい場合、それにすぐに直してしまいたい、という場合には
爪を切る手術が用いられます。からだへの負担の少ない手術法も出て来ていますのが、
再発リスクもありますので、よく説明を聞き、納得した上でケアの方法を選択してください。


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