歩行時の横揺れと高層ビルの柔構造

地震の実験装置をテレビなどで見たことはありませんか?

私が見たのは、高層ビルが集合している場所をモデルにして
シミュレーターが徐々に地面を揺らし始める実験装置でした。

すると、地震が大きくなるにつれて高層ビルも一緒に横揺れを始めます。

この時、ビルが柔構造になっていれば揺れのエネルギーをうまく吸収できる
のですが、そうでないと揺れによる負担がビルの特定の場所に集中して、
最終的にはその場所でビルがポキッと折れてしまいます。

この話は人間のからだに例えられることにもうお気づきですよね?

人間のからだも2本足直立姿勢をとりますとかなり細長い、ちょうど
高層ビルのようなカタチになります。

足首・膝・腰・首などに関節を設け、しなやかな弾力性を持つ筋肉で
ガードし、背骨には椎間板というクッション材を配置して高層ビルの
柔構造と同じような柔軟性を備えているわけす。

これに対して、地震による横揺れに相当するのが、
人間の場合は「歩行の不安定さ」となります。

これを数式のように表現すると、

(横揺れの大きさ)=(歩行の不安定さ)

=【足趾の使われ方】x【筋肉の柔軟性】x【靴の構造的安定性】x【靴のフィッティング】

となります。

まさに揺れは地震と同じように足もとからやってきて、人間のからだで言えば
「O脚・X脚」「腰痛」「膝痛」などを引き起こす原因となります。

この「揺れ」を抑えて歩行を今より安定的なものに改善することこそ、
根本的な対策ケアとなります。

【足趾の使われ方】に対しては、
3点アーチサポートパッドやテーピングで趾を使いやすくサポート

【筋肉の柔軟性】に対して、
レッグトリートメントで硬くなった筋肉のコリをほぐしておく

【靴の構造的安定性】のためは、
手持ちの靴を総点検し安定性に優れたものを選んで履くようにする

【靴のフィッティング】のためは、
足に合わせた適正サイズの靴を選び足囲部分は専用シートで調整

大変おおまかですが、このようにして問題の大元を見つけて徹底的に除去します。

ただし、この時点ですでに「歪んだ歩き方(体重移動)」が身について
しまっている場合もよくありますので、その場合はさらに歩き方を修正する
歩行矯正パッドを靴のインソールに入れたり、1対1のウォーキングレッスン
を行ってピンポイントに歩行の歪みを直していきます。

そうなりますと、テーピングはもちろん足・靴・歩行のアセスメント、
靴のインソールによるアーチサポート、靴のフィッティング調整、
歩行矯正パッド、ウォーキングレッスンなど、
複数の技術を「順序良く、効率的に」運用する必要が出てきます。

これが一般のセラピストやメディカルスタッフにはむずかしいので、
みなさんがこれからしっかりと自然療法フットケアを学ぶことによって、
みなさんの「差別化」「付加価値」「手に職」が生まれるわけですね。

青山フットケアアカデミー(AFA)
代表 福井健太郎

歩行不足とリフレクソロジー

たいへん興味深いことに、かつて人気のリフレクソロジーと、
現代人のウォーキング不足には密接な関係があります。

リフレクソロジーは足裏の反射区を刺激して、からだ内部の環境を正常化する
はたらきがあるとされています。
足裏をもむだけで全身が癒される、と人気になりました。

ですが、これは本来は毎日のウォーキングで代替されてきたことです。

現代では、歩く道路が固くてフラットな舗装道路です。
そして、それに対抗するように靴のソールは暑くなり路面からの刺激は少なくなっています。

ひるがえって、ずっと昔の人類となると靴も履かずに裸足で生活していたわけですし、
路面も石などがころがるデコボコな道だったことでしょう。
そうすると、裸足にデコボコ道ですから、足裏への刺激は非常に強いものだったはずです。

これなら、歩くこと自体が「足もみ」「リフレクソロジー」と同じような作用をもたらしても
おかしくありません。
もっと今に近い時代として江戸時代や明治時代のことを考えても、庶民の交通手段は
「歩くこと」でしたので、毎日の歩行量は今の時代とは比較にならないくらいです。
そして、履物は草履や下駄などそれほどクッション性に富むものではありません。
路面も大分、整備されてきたとはいえ、土の道で人通りの少ないところなどでは
石ころ混じりのデコボコ道が多かったと思います。

このように、路面が荒れていると逆に、リフレクソロジーで言う所の「足裏の刺激」は
より強くなり、「歩くリフレクソロジー」の効果はより多く見られたことでしょう。

路面が舗装されはじめ、靴もソールが厚めのクッション性のよいものを履くように
なったのは戦後のことですので、ここ50年くらいで歩行によるリフレクソロジーの
代替効果が失われ、人為的に足裏をもむ施術のニーズが高まった、と考えられます。

人為的に足裏をもむリフレクソロジーは、短時間の施術で全身の癒し効果があるため
手軽な元気回復の手段として重宝しますが、ウォーキングの場合はさらに、

  • 全身の骨と筋肉を強くし、正しい姿勢のバランスをとること
  • 心臓・動脈・静脈・リンパすべての循環器系を活発にすること
  • 脳に酸素を大量に送りこんで活性化し循環を良くすること

img_16といったメリットが「もれなくついてくる」といった利点があります。

リフレクソロジーだと、こういったメリットがあまり望めないため、
リフレクソロジーだけに頼っていてもダメで、毎日のウォーキングも必要となります。

ですから、

疲れてつらい時はリフレクソロジーを受けて楽になるのも大切。
でもそれだけでは「楽になるだけ」で終わってしまい、進歩改善がありませんので、
ウォーキングもぜひ日常の習慣として取り入れてくださいね。

もちろん、ウォーキングを実践するには「歩き方」が大切になります。

自然療法フットケアで「足・靴・歩行」のコンディションを三位一体で整えること♪

それがベストソリューション!と考えられると思います。

自然療法フットケア講座では、
シューズセラピー・ウォーキングセラピー・レッグトリートメント
の3つが体系的に学べます。

【Q&A】クルマ社会でのウォーキングセラピーの有効性

【ご質問】

私の住む地方は車社会で、東京の様に歩く…という習慣、意識があまりなく、ちょっとの外出時にも車を使います。

このような生活環境だと東京などのように、ウォーキングセラピーの効果は有効なのでしょうか。

 

【スクールより】

地方都市での「1人に1台」「ドアからドアまで」といった日常生活におけるクルマの浸透ぶりについては、よく見聞きしております。

そもそも「歩く」ということに関して問題は2種類考えられ、

1つには、歩くけれども歩き方が悪くて足のトラブルが発生するパターン

2つ目は、歩かないことによる全身の不健全性の増長

とが、あります。

東京など大都市圏では一般的によく歩く人が多く、歩き方のゆがみが大きく問題となりますが、やはり歩くのが嫌いな人も居て歩行不足による足の弱体化のトラブルに悩む方が居ます。

鉄道や地下鉄などが整備されていない地方都市では、クルマに依存するため、歩く機会が少なくなってしまう方の率はなおさら多いのでしょう。

歩かないことによるトラブルとは具体的には、コンニャク足、偏平足・開張足、冷え・むくみ、静脈瘤、筋肉・骨の脆弱化(骨密度低下など)をはじめ、動脈硬化、高血圧、糖尿病、内臓脂肪(メタボリックドミノ)、心肺機能低下、免疫力低下、など足のトラブルだけでなく全身の健康、どちらかといえば重篤な体調不全につながるものです。

これらの発生リスクを抑える、あるいはある程度進行したトラブルでも、回復改善するためには「正しく歩く」というプロセスがかならず必要となりますので、その際にウォーキングセラピーの技術が有効となります。

病院で診察を受ければ、かならず「歩きなさい」という指示が出ますが、どんな靴で、どんな歩き方で、どのように歩けばウォーキングが有効にからだの栄養となるのか、までは指導もケアもしてくれません。

そこを埋めるのが、自然療法フットケアの役割なわけです。

クルマ社会の地域においては、「日常歩行」というものを作り出すことがベストですが、それが難しくても休みの日にしっかりしたウォーキングを40分連続で行うなどして、ウィークデイの歩行不足を穴埋めすれば、深刻な体調不全を防ぐ効果は大きいはずです。

また、日常歩行が不足することから足からの血流の戻りが滞りやすいため、血流をサポートするためにトリートメントの役割も大きくなります。

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関連した情報としてコチラもご覧ください。

●ウォーキングをからだの栄養にするために
http://foot-care.jp/blog/archives/36

●歩行不足とリフレクソロジー
http://foot-care.jp/blog/archives/40

 

レッグアロマの目に見える効果(衝撃の写真)

最近、巷では「ふくらはぎ健康ブーム」が起きているそうですが、AFAではそのずっと前から「ふくらはぎ第一主義」で通してきました。

「ふくらはぎの筋肉」が硬いままだと、

(1)歩行矯正がしづらく、ウォーキングセラピーの成果が上がりにくい。

(2)ミルキングアクションが小さくなり、むくみが発生して脚が太くなる。

と、ダブルでディメリットがあります。

 

AFAオリジナルのトリートメント技術である「レッグアロマトリートメント」は、ふくらはぎの筋肉を即効的にほぐし、上記のディメリットを打ち消す貴重な技術です。

そんな理屈はさておき(セラピストにとっては非常に重要な理屈なのですが)、このレッグアロマはサロンにおいてお客さまから絶大な支持があります。

その理由の1つは、文句無しに結果が即効的に目に見えること、そして、掛け値なしの気持ちよさとスッキリ感が体感できることでしょう。

ここに1枚の写真があります。

レッグトリートメントの講習の際に、記録として撮られたものですが、片足分のみ施術した状態なので両足の状態の違いが一目瞭然にわかります。

しかも、これは「講習中」の写真なのであって、熟練したセラピストが施術した場合にはもっと顕著な差が見られることでしょう。

下の写真が、スクールのFacebookに投稿された後、一部のサロンではお客さまの間で大反響となり、1回の施術で本当にこんなになるの?と問い合わせが殺到したそうです。

とにかく、1度受ければわかいやすいのが、レッグアロマのよいところです。

ちなみにレッグアロマを「ふともも」まで延長した技術が「フルレッグ」で、こちらはさらに「冷え性対策」「セルライト解消」「腰の負担軽減」といった効果があり、サロンではかなりの高額メニューとすることができます。

どちらの脚が施術後のものでしょう?見てわかりますよね?

どちらの脚が施術後のものでしょう?見てわかりますよね?

今、人気の「ふくらはぎ健康ブーム」にも活かせる自然療法フットケアの技術を学んでみませんか?

ふくらはぎのケアなど、レッグトリートメントの技術は、当校の「トータルコース」で習得することができます。

詳しくはこちらをご覧下さい。

 

【動画】個人サロン開業は究極の「手に職」です

将来に備えて、差別化された技術を学んで「手に職」をつけておきたい。こんな時代ですし、特に女性だったら誰しもこんな風に思われますよね?

そのために、「自然療法フットケア」は非常に適した技術だと思います。

ただ、目標をサロンや靴店などへの「勤務」に置かないで欲しいのです。

目標は「いつでも個人サロンを開業できる」状態にしておくこと。

理由は、

・はたらく時間の融通がきく(家事・育児・介護などとの両立)

・それなりの収入が見込める(経済的自立も十分に可能)

・お客様との信頼関係があり、精神的に安定した仕事ができる

などです。

イザとなったら、自然療法フットケアサロン開業で身を助ける。

そんな存在こそ「手に職」と呼ぶにふさわしい技術だと言えるのではないでしょうか。

「サロン開業なんて、私にはムリ」などとハナから思い込んでいませんか?

個人サロンなら、誰もが予約の取れない繁盛店を作るチャンスがあります。

以下、動画でポイントを解説していますので、ぜひご覧ください。

 

■自然療法フットケアによる個人サロン開業のメリット」(その1)

 

■自然療法フットケアによる個人サロン開業のメリット(その2)

 

なお、開業したサロン同士はライバル(競合相手)ではなく、自然療法フットケアの考え方を世の中に広めるための啓蒙・普及をはかる仲間です。

お互いにサロンを利用しあって情報交換をしたり、技術のブラッシュアップ練習を合同でしたり、志を共にする相手が居るのは幸せなことです。

 

■AFA認定オフィシャルサロンリスト(数件追加準備中)

受講中、受講後も修得した技術に磨きをかけるための「実技セミナー」が定期開催されています。

 

■実技セミナー開催スケジュール

「自然療法フットケア講座」を受講されると、この実技セミナーにいつでも参加することができ、全国の自然療法フットケアを学ばれている方、先輩方とのネットワークを作ることができます。

ぜひ「自然療法フットケア講座」で学ばれ、開業に向けて多くの仲間とともに頑張ってください。

自然療法フットケア講座の詳細はこちら

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